
アウディが誇るハイエンドモデルA8。
ターボ搭載モデルやハイブリッドモデルなどがあり、フラッグシップセダンに加えてアルミボディがアウディらしさを表現していることから人気があります。しかし、その人気から故障の声を見聞きする機会が多く、不安を感じる人も少なくありません。
そこで今回は、アウディA8の故障や弱点を現役メカニックがわかりやすく解説します。
なお、本記事ではクワトロ等を含めて「アウディA8」と総称し、その故障や修理について触れていますので、ぜひ最後までご一読ください。
A8の故障なら、アウディ専門店のカムズにおまかせください。専門店として30年以上の実績と高い技術力で、高品質な修理・車検・カスタムに対応。アウディ愛好家のカーライフをサポートいたします。
アウディA8で起きやすい故障と費用

アウディA8で起きやすい故障は、以下のとおりです。
A8で起きやすい故障
- 警告灯の点灯故障
- ハイブリッド部品の故障
- オイル漏れによる故障
それぞれ、故障の内容と修理費用の目安を現役メカニックが紹介します。
いずれも故障してしまうと修理にかかる費用が高くなりやすいですから、日頃からメンテナンスを定期的に受けておきましょう。
警告灯の点灯故障
アウディA8では、警告灯が点灯する故障が発生します。例えば、エアバックランプの点灯や、ステアリング故障の表示などです。
定期的に点灯する警告灯ですが、2007年以降のアウディA8の場合は改良されたことで発生率は若干下がっています。なお、経年劣化によるオイル漏れや電気系統などのトラブルはアウディ全般で発生するものです。
なお、「4.0TFSI V8ターボ」では制御コンピューターの不具合(誤判断)によって警告灯が点灯し、リコール情報が発表されたこともあります(現在は問題ありません)。
警告灯の原因はさまざまですが、部品代や工賃などで「約数万円〜」がかかります。
ハイブリッド部品の故障
アウディA8は、ハイブリッド特有の部品を採用していることから、ガソリン車とは異なる故障の仕方をすることがあります。
ハイブリッドは燃費が良い一方で、部品が多く出回っていないことから修理代が高くなる傾向にあるのが実情です。駆動用バッテリーやインバーターが故障すると、十数万円の故障費用がかかることもあるほどです。
ハイブリッド部品の故障原因は走り方や状態によって異なり、修理に部品代や工賃などで「約数十万円〜」がかかります。
オイル漏れによる故障
アウディA8では、ショックアブソーバー等からオイル漏れが発生する故障がしばしば見受けられます。
場合によっては、油圧オートレベリングに関する修理になり、数十万円の修理費用がかかる部分です。オイル漏れの原因は、シール等の劣化が基本となります。
オイル漏れの故障は、部品代や工賃などで「約数千円〜2万円」がかかります。なお、エンジンの組み直しが必要な場合に限り、20万円を超えることがあることから、発見したら早期相談がおすすめです。
A8の故障箇所と費用まとめ
・警告灯の点灯故障:約数万円〜
・ハイブリッド部品の故障:約数十万円〜
・オイル漏れによる故障:数千円〜2万円
アウディA8における故障・修理の流れ

アウディA8における故障・修理の流れは、以下のとおりです。
- ディーラー・専門店に見積もりをもらう
- 予算に合わせて修理を受ける
場合によっては、予算が足りなかったり、想定以上の費用で買い替えを検討したりすることもあります。
アウディA8の故障を安く修理するなら
アウディA8の故障なら、アウディ専門店のカムズにおまかせください。
- パーツ代が高くて困っている
- 敷居が高くて修理を依頼しにくい
- 緊急対応をお願いしたい
アウディA8の故障に限らず、専門店として30年以上の実績と高い技術力で、低価格・高品質な修理をお約束します。
お困りの際は、先ずはご来社いただき症状をお見せ頂ければ適切なアドバイスもさせていただき、お見積りもご提示させていただきます。
アウディA8の故障で知っておきたいポイント
アウディA8の故障で知っておきたいポイントは、以下のとおりです。
症状に気がついたら問い合わせ
- エンジンのアイドリングが不安定なった
- エンジンの吹け上がりが悪くなった
- 異音などの音に敏感になる
- 警告灯が点灯したら放置しない
エンジンのアイドリングや吹け上がりの不調は、アウディの代表的な故障によって引き起こされる症状です。
また、各種パーツの破損では異音を発生させるケースが多いため、敏感に感じ取れると早期発見に繋がります。
なお、警告灯が点灯した場合でも走行できることで軽視されやすいですが、放置すると大きなトラブルに発展することも少なくありませんので、すぐに問い合わせしてください。
そのほか、代表的な故障で知っておきたいポイントを以下3つにわけて紹介します。
- 警告灯がついたらすぐ整備を受ける
- ディーゼル特有のパーツに目を向けておく
- オイル漏れは早期発見・すぐ対処
警告灯がついたらすぐ整備を受ける
アウディA8では、メーターに警告灯がついた場合、すぐに整備を受けることが大きなトラブルを防ぐポイントです。
なかには、自走不可能となる症状も含まれていますが、点灯のまま走り続けられることもできるので、故障範囲が広がってしまうというケースも少なくありません。
警告灯は何らかの不調を伝えるものですから、気がついたときにはすぐに整備工場へ依頼しましょう。
ディーゼル特有のパーツに目を向けておく
アウディA8には、ディーゼルを採用しているケースがあり、それら特有のパーツに目を向けておくことも大切です。
日常メンテナンスを定期的に実施し、信頼できる整備工場に依頼するなどはいつでもできるようにしておきましょう。
なお、ディーゼル特有のパーツは故障すると修理代が高くなる傾向にありますから、いつでも対応できるよう費用等を備えておくことも重要なポイントです。
オイル漏れは早期発見・すぐ対処
アウディA8では、オイル漏れの早期発見・すぐ対処が大切です。例えば、車体の下をのぞいたときに液体が漏れ出ている場合には、どの箇所あたりなのかをチェックします。
可能であれば、液体の種類やオイルゲージのメモリをチェックしておくことも大切。エンジンルームならエンジンオイルの可能性を疑いますし、オイルではなく冷却水であれば車の寿命を縮めてしまうリスクまであるためです。
判断できない場合もありますので、すぐに整備工場またはディーラーで確認してもらいましょう。
アウディA8の故障に関するリコール・サービスキャンペーン情報

アウディA8の故障に関するリコール・サービスキャンペーン情報は、以下のとおりです。
- オイルストレーナーの故障
- コントロールユニットのプログラムの不具合による故障
- シャーシスタビライゼーションの故障
オイルストレーナーの故障
アウディA8では、オイル供給ラインに取り付けられているオイルストレーナーにおいてメッシュサイズが小さいことにより、オイルの沈澱が起きることで、リコール・サービスキャンペーンが発表されています。
平成24年8月28日~平成25年12月3日 | アウディ A8 4.0Tq |
平成24年8月28日~平成25年10月23日 | アウディ A8 4.0Tq |
平成25年12月13日~平成29年5月17日 | アウディ A8 4.0Tq |
平成25年12月31日~平成29年5月13日 | アウディ A8 4.0Tq |
【アウディ公式】オイルストレーナーの改修
コントロールユニットのプログラムの不具合による故障
アウディA8では、過去の修理時に実施したプログラムの不具合によって、レーン逸脱警告機能のオン/オフ切り替えボタンがタッチパネルディスプレイに表示されないことで、リコール・サービスキャンペーンが発表されています。
令和元年6月22日 | アウディ A8L 60Tq |
【アウディ公式】ドライバーアシストシステムコントロールユニットのプログラム改修
シャーシスタビライゼーションの故障
アウディA8では、プログラムが不適切なことからバッテリーが弱っている状態での始動の際、コントロールユニットへの供給電力が低下することで、サー部分がパイプに引っかかり、実際の燃料量と燃料計の表す数値が一致しないというリコール・サービスキャンペーンが発表されています。
令和2年12月16日~令和3年7月27日 | アウディ A8 60Tq |
令和2年12月16日~令和3年12月22日 | アウディ A8L 60Tq |
令和2年12月16日~令和4年1月5日 | アウディ A8 55Tq |
令和元年9月5日~令和2年12月1日 | アウディ A8 60Tq |
令和元年11月21日~令和2年3月13日 | アウディ A8L 60Tq |
令和元年9月5日~令和2年8月14日 | アウディ A8 55Tq |
アウディのリコール・サービスキャンペーンはすでにその多くが対応および終了済みですが、新たな情報がないか気になった際には、以下のアウディ公式サイトで確認できます。
>>公式サイトのリコール・サービスキャンペーン情報検索はこちら
故障しにくいアウディの中古車の選び方
故障しにくい中古車のアウディを選ぶときには、以下の販売店であるかを確認しましょう。
販売店の選び方
- 納車前の整備をしっかりと行っているプロの販売店であること
- アウディの整備にまで対応できる販売店であること
- 商品車の販売状態が「室内外共に」綺麗で行き届いていること
- アウディの販売・取り扱い実績が多くあること
また中古車のアウディは、以下の状態をチェックしておくとさらに安心できます。
チェックポイント | 内容 |
---|---|
車検への適合状態 | カスタム車が多いため 外された純正品があるかも大切 |
展示状態 | 車両の状態を見ることが大切 ・ボディが綺麗か ・室内のクリーニングは問題ないか ・エンジンルームは綺麗か |
エンジン音 | 本来はそれほどうるさくない ・異音がある ・違和感がある などは注意 |
オイル漏れ | オイル漏れという致命的な症状がないか |
点検記録簿による修理歴(過去歴) | すべて記録簿に記載することになっている 交換パーツは特に確認しておくべき |
リコールの改善 | 対象の改善は済んでいるか |
機能やエンジン | 種類が豊富にある ・目的の機能があるか ・エンジンに違いはないか などは要確認 |
なお、エンジンルームは可能であれば手を入れて確認しておきたい部分ですし、警告灯がついていないかもチェックしておきましょう。
また、故障は寿命を決めるものではなく、オーナー様が多い車種では「それだけ報告も多くなる」傾向にあります。
10万キロ・20万キロと、走行距離を重ねても整備がしっかりしていれば現役で問題のないフィーリングを楽しめますし、走行距離が短くても故障が相次ぐことは十分にありえます。
寿命の基準によっても異なる部分ではありますが、故障で判断するのではなく、その車両の状態やメンテナンスの記録からチェックすると良いでしょう。
走行距離が10万キロを超えている場合には…
アウディの定期的なメンテナンスを怠っていた場合、以下の懸念が挙げられます。
走行距離によるエンジンの懸念
- パワーロスによる出力低下している
- エンジンの静粛性が損なわれている
- 燃費が低下している
- クーラント(LLC)漏れ
- エンジンオイル漏れ
- ハブベアリングからの音
- ドライブシャフトブーツのグリス漏れ
- サスペンションからの音 など
詳しくは、以下のページで触れているのでぜひ参考にしてください。
アウディの故障を予防する方法
アウディでは、車検・点検時にはエンジン内部の洗浄整備により、故障を予防する方法がおすすめです。
例えば、故障は早めの発見が必要なため、最低1年に1度は点検を行うと良いでしょう。
また、エンジンオイルの管理不足は重大な故障を招く可能性が高いことから、定期的な交換をおすすめしています。
さらには、アウディの故障で多いトランスミッションが精密機械であることも踏まえて、DSGオイルの定期交換により故障予防に努めましょう。
まとめ
アウディA8に発生しやすい故障と、修理費用の目安は以下のとおりです。
A8で起きやすい故障
- 警告灯の点灯故障
- ハイブリッド部品の故障
- オイル漏れによる故障
中古車で購入した場合には、整備や現在の消耗品の状態によって、故障のしやすさが変わりますので、適切に対応を続けて長く乗り続けましょう。
A8の故障なら、アウディ専門店のカムズにおまかせください。専門店として30年以上の実績と高い技術力で、低価格・高品質な修理をお約束します。
中古車販売も手がけておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。