『エンジンオイルは汚れ、警告灯が点灯し、量も減っている』
愛車のパフォーマンスを最適に保ちたいのは誰もが思うこと。しかし、エンジンオイルの交換は頻度も高く、痛い出費として挙げられる代表格です。ただ、アウディのエンジンは精密機械であり、その命を守るエンジンオイル選びはオーナー様にとっても、愛車にとっても、非常に大切なことです。
そのため、この記事では、アウディのエンジンオイルについて、その役割や交換の重要性、適切なタイミングや選び方、推奨される商品などを詳しく解説します。正しい知識で愛車のエンジンを守り、毎日のドライブをさらに快適に楽しむための第一歩を踏み出しましょう。
アウディのエンジンオイルの役割
アウディのエンジンオイルの役割は、潤滑、冷却、清浄、および摩耗防止です。エンジンそれぞれの部品が摩擦による摩耗や焼き付きを防ぐため、エンジンオイルが潤滑作用を提供し、部品同士の滑らかな動きをサポートします。
また、エンジンオイルは熱を適切に分散させる冷却作用を持ち、内部の高温によるダメージからエンジンを守ります。さらに、エンジン内の不純物を分解・除去する清浄作用もあり、エンジン性能の維持にも不可欠です。
それぞれの効果を通じて、アウディのエンジンは最適なパフォーマンスを発揮し、燃費性能の向上にも役立ちます。しかし、オイル自体の劣化や不純物の蓄積もあるため、定期的な交換が必須です。
アウディのエンジンオイル交換をしないとどうなる?
ここからは、アウディのエンジンオイル交換を怠ることのリスクについて、以下に分けて解説します。
エンジンオイル交換をしないとどうなる?
- 燃費が悪くなる
- 加速性能が低下する
- エンジンが破損する
燃費が悪くなる
アウディのエンジンオイルの質が低下すると、燃費が悪くなります。エンジンオイルが劣化するとその機能も低下し、エンジン内部の摩擦抵抗が増えます。
その結果、エンジンはより多くのエネルギーを必要とし、それは燃料消費の増大につながるものです。したがって、アウディの性能と環境性能を保つためにも、定期的なエンジンオイル交換が欠かせません。
加速性能が低下する
加速性能が重要視されるアウディでは、エンジンオイル交換を怠ると加速性能の低下を顕著に感じやすくなります。エンジンオイルは、内部のパーツがスムーズに動作することを助け、結果として車両全体のレスポンスを向上させるものです。
しかし、オイルが古くなると、潤滑性が低下しエンジンパーツ間の摩耗が起こりやすくなり、このことでエンジンのパワー伝達効率が低下します。特にアウディの高性能車では、緻密なエンジン管理が求められるため、交換時期を守ることが加速性能維持に不可欠です。
エンジンが破損する
最後に、エンジンが破損する可能性も非常に高くなります。エンジンオイルが劣化すると、潤滑だけでなく、清浄作用も失われます。その結果、細かな金属片や汚れが蓄積し、エンジン内部で異常摩耗を引き起こす可能性があるためです。
さらに、オイル交換の遅れは熱の放出を阻害し、エンジンの温度が異常に上昇することで焼き付きなどの深刻なダメージを生じさせることがあります。アウディで長期間安全に快適に走行するためには、エンジンが破損する前に、適切な時期にエンジンオイルを交換しましょう。
アウディのエンジンオイルの交換タイミング・時期
アウディのエンジンオイル交換の適切なタイミングは、走行状況や車の使用頻度によりますが、ディーラーだと15,000kmごとが推奨されています。ディーラーでアウディに用いられるロングライフエンジンオイルの耐久性は、ほかのオイルと比較して高いためです。
しかし、実際の使用状況によりオイル交換の必要性は異なるため、日本の短距離運転が多い環境では、3,000kmから5,000kmごと、または3か月から6か月ごとの交換を基本としましょう。
アウディのエンジンオイルにおける交換費用の目安
アウディのオーナー様が気になるエンジンオイルの交換費用ですが、工賃を含めて7,000~10,000円が相場とされています。また、カムズファクトリーでは、エンジンオイルの種に応じて以下の料金となっております。それぞれの価格はオイル代のみであり、作業時間は30分から1時間程度を見込むと安心です。
- POWER CLUSTER 5W-40 BILENZA:2,145円〜
- POWER CLUSTER 10W-60:3,850円〜
※別途工賃がかかります。
なお、オートバックスの例を見ると、アウディ純正のエンジンオイルを持ち込みで使用した場合は、工賃無料のメンバーシップを利用するなどして費用を抑えることが可能です。そのため、ディーラー以外であれば、オイル代を含めても一般的に10,000円前後で交換が可能となるでしょう。
アウディのエンジンオイルの作業時間
アウディのエンジンオイル交換にかかる作業時間は、補充であれば10分から20分程度が一般的です。一方で、オイルフィルターを含む完全なオイル交換作業は、交換手順の複雑さやエンジンの構造により、30分から1時間程度を要することが多いです。
ただし、整備工場への予約状況、店舗での来店客の待ち時間によっても作業時間は変動します。そのため、スムーズに作業を進めるためには予約し、事前に見積もりを取ることがおすすめです。
アウディのエンジンオイルは『Powercluster BiLENZA PRO』がおすすめ
カムズファクトリーでは、アウディのエンジン性能を最大限に引き出すために、「Powercluster BiLENZA PRO」の使用を推奨しています。パワークラスターオイルは静寂性の向上、トルクのアップ、燃費向上といったメリットをもたらすものです。
パワークラスターオイルとは?
パワークラスターオイルとは、スポーツ車や高性能車に最適化されたエンジンオイルです。高回転域での油膜保持能力に優れており、チューニング車やストリート向けの車両に向けたテクニカルショップ専売の高品質なフル合成油です。
アウディのエンジンは精密な作りで知られているため、パワークラスターオイルを使用することで、そのポテンシャルを引き出すことが可能になります。
Powercluster BiLENZA PROのメリット
Powercluster BiLENZA PROは、アウディのオーナー様にぜひ一度はお試しいただきたいオイルです。
- 静寂性の向上:エンジンの騒音を抑える
- トルクUP:よりダイナミックな走りを実現
- 燃費の向上:燃費の悪化を防いで経済性も抜群
粘度は5w40で、-30度から+40度の温度範囲に対応し、PAO(ポリアルファオレフィン)やミネラル油、多くの添加剤を含むフル合成油として設計されております。詳しくは、ぜひ以下のページをご覧ください。
アウディのエンジンオイル交換はカムズファクトリーへ
アウディのオイル交換はカムズファクトリーへ
減る時期に合わせた補充に対応
カムズファクトリーでは、アウディの走行状況を考慮し、早めの点検を推奨しており、必要に応じてエンジンオイルの補充を行います。一般的に、アウディのエンジンオイル交換の目安は長めであり、5,000〜15,000kmまで持続するケースもあります。
しかしながら、オイルの減り具合には個体差があるため、オイルの量を見極め、適時に補充に対応することが求められます。そのため、補充サービスは、エンジンを守ると共に、最適な走行性能を維持するためにも欠かせません。
アウディに合わせた粘度をご提案
また、カムズファクトリーでは、アウディのために最適な粘度をご提案します。アウディが推奨する主な純正オイルの粘度は0W-30。しかし、それぞれの車両状況や使用条件に応じて最適なオイルを選択することがエンジン性能を最大限に引き出すために必要です。
さらに、フォルクスワーゲン社承認のVW規格「VW504/507」に対応する高品質のオイルなども取り扱っており、アウディのエンジンメンテナンスに最適な選択肢を提供します。
エンジンオイルの警告灯をリセット
アウディのエンジンオイル交換を完了した後、忘れてはならないのが警告灯のリセット作業です。カムズファクトリーでは、オイル交換に加えて、専用の機器を保有しており、この作業を迅速に実施します。
エンジンオイルの交換時には、エンジンオイルの品質や交換時期を検知するセンサーによって点灯する警告灯がありますが、作業後はこのリセットが必要となります。快適なドライビングを楽しむためにも、ぜひカムズファクトリーへお問い合わせください。
アウディのエンジンオイルに関するFAQ
最後に、アウディのエンジンオイルについてよくある質問へ回答します。
- Audiのエンジンオイルの規格は?
- アウディのエンジンオイルが減るのはなぜですか?
- 0W-16とは何ですか?
- 0W-30と5W-30の違いは何ですか?
- 0W-40とはどういう意味ですか?
- アウディA1のエンジンオイルの規格は?
- アウディA5のエンジンオイルの規格は?
Audiのエンジンオイルの規格は?
エンジンオイルの規格は、モデルやエンジンの仕様によって大きく変わりますが、一般的には5W-40の規格が広く利用されています。なお、正確な規格を確認するには、オーナーズマニュアルやサービスマニュアルを参照するのが最善の方法です。
アウディのエンジンオイルが減るのはなぜですか?
アウディ車のエンジンオイル減少の主な理由には、自然な摩耗や使用過程での消耗が挙げられます。
エンジン内部は複雑な高温・高圧環境下で日々稼働しており、結果としてエンジンオイルは徐々に分解され、潤滑性が低下するものです。また、エンジンオイルの漏れや燃焼過程での消耗によってもオイルレベルは減少します。
0W-16とは何ですか?
0W-16は、特に寒冷地でのエンジンの始動と、冷暖時の流動性に優れるエンジンオイルの規格です。ここで、「0W」は非常に低い温度下でのオイルの流動性が維持されることを示す指標であり、「16」はオイルの粘度を表しています。
0W-30と5W-30の違いは何ですか?
0W-30と5W-30のオイルは、低温時と高温時の振る舞いにおける違いがあります。それぞれのオイル規格の「W」のあとにある数字は低温時の流動性を表し、数字が小さいほど低温でオイルも流れやすいことを意味します。
したがって、0W-30のオイルは5W-30よりも低温での流動性が優れており、寒冷地でのエンジン始動時に適しています。一方、温度が上がった際のオイルの粘度は、2つの規格で「30」という数値が示すように同じです。
0W-40とはどういう意味ですか?
0W-40というオイルの規格は、低温から高温までの広い範囲で安定した性能を提供することを意味し、多くのアウディ車種において推奨されています。「0W」部分は極寒環境でもオイルが流動しやすいことを保証し、「40」はエンジンが通常動作温度に達したときの適切な粘度を指します。
アウディA1のエンジンオイルの規格は?
アウディA1で一般的に採用されるオイルは、例えばACEA C3規格を満たすEuro Max C3 5W-30などがあります。アウディが推奨するVW 504 00/507 00規格にも適合しています。ただし、正しい規格は、オーナーマニュアルや公式のガイドラインを参照してください。
アウディA5のエンジンオイルの規格は?
アウディA5のエンジンオイル規格の例としては、SPECIFIC 504 00-507 00に対応したPremium8100 X-CLEAN+ 5W-30が挙げられます。VW規格504 00/507 00に匹敵する品質を持ち、5W-30の粘度はエンジンを効率的に保護し、車のパフォーマンスを支えます。
まとめ
アウディのエンジンオイルは、潤滑や清浄、冷却などの役割を持ち、長期間の使用や摩耗による劣化が進むと、エンジン性能の低下や燃費の悪化につながります。したがって、適切なメンテナンスを定期的に行うことが重要です。
また、アウディのエンジンオイルの交換推奨時期は、一般的に3,000〜5,000kmごとの交換を目安とします。しかしながら、使用環境や走行条件により交換時期は異なるため、自車の使用状況に合わせたメンテナンスが必要です。
カムズファクトリーでは、アウディ専用のエンジンオイル選びや交換時期のアドバイスを行っておりますので、エンジンオイル交換でお困りの際はぜひご相談ください。