今週の入庫車両は横浜市にお住まいのK樣です。
まるとく車検パックでご入庫していただきました。
車検でご入庫の場合、大きく分けると、2種類の交換部品や修理が必要になります。
まず、車検適合するのに、必要な交換部品や修理と、車検には直接関係はありませんが、
お車の痛み具合で交換した方が良い部品と修理の2通りがあります。
まず、ご入庫いただいた場合はリフトアップして、各箇所を点検の上、一箇所づつ不良箇所の拾い出しをします。
リフトアップして、各箇所を点検いたしましたが、年式相応のダメージがちらほら・・・・
まずラジエータのエキスパンションタンク、クラックがあります。
この箇所は国産車と違い、ラジエーターのサブタンクの役割もしていますが、
同時に圧力が掛かる仕組みになっています。
国産のラジエーターキャップの様な一定の圧が掛かると圧力が逃げるような機構はありません。
ですので、クラックがあると液洩れで最悪オーバーヒートしてエンジン故障といった悪循環なケースに陥る場合があります。
また、C5やB5等のV6エンジンのお決まりパターン、タペットパッキンからのオイル洩れです。
オーナーのK様とお話して、この箇所の交換作業に着手する事になりました。
この箇所でこの年式位の物はほぼ滲みか洩れがあります。
悪化すると、駐車場などで、雫の跡を付ける事になります。
そして、こちら側が右バンクです。アウディ、VWに言える事ですが、エンジン自体はタフでなかなか壊れません。
ですが、パッキン、ガスケット類は弱いです。
気候に合っていないのか、材質による物なのかは不明ですが、改善して欲しいものです。
そして、K樣のお車ではありませんが、同じくC5 A6のV6エンジンのATオイルパンです。
このお客様はオイル洩れに悩んでご来店いただいたのですが、ATオイルパンのガスケットが悪く、
ATFの洩れが酷く、ガスケット交換作業です。
写真真中の湯たんぽの樣な形をしている物が俗に言うATFのフィルター(オイルストレーナー)です。
このスポンジが経年劣化でボロボロになり、ATのバルブボディ(湯たんぽの上段の物)に詰まり、変速不良等の問題が発生します。
ブレーキローターの前後交換です。
国産車ではパッドのみ交換でブレーキローターを交換する事はあまりありませんが、
ヨーロッパ車はブレーキローターも消耗品です。
しかもここまで段べりしているのは、制動にも影響があると思われます。要交換です。
ディクセルのプレーンディスクに交換です。
ディクセルのメリットは純正の物より安く、同等品質で防錆加工もしてあり、純正の物をお考えであれば、是非オススメです。
K樣のお車もそうですが、お車のお詳しい方なら判ると思いますが、
通常、国産車等はブレーキパッドの減りは早い方はフロントが先に無くなりますが、VW・アウディは大体後側のパッドが先に消耗します。
最後に取付箇所の最終チェック、ハンドルセンターの確認、洗車や記録簿の記入をして納車になります。
こまめにメンテをしていけば、痛みは少ないですが、乗りっぱなしでノーメンテだと修理代の出費がすごく掛かる事になりがちです。
ディーラーで車検の見積取ったが、ん十万単位の見積に驚愕する・・・・ といった図式になります。
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