RS6アバント 東京都K様 KW車高調&AW取り付け

Audi アウディ商品取付事例

今週の入庫車両は以前電装系のトラブルご入庫頂いたK様。
(リレートラブル)電装系のトラブルは修理完了致しましたが、
「純正DRCの足回りが酷くてしょうがない」とのご相談。
DRCとは、(ダイナミックライドコントロール)油圧でショックのバンプ等をコンピューターでコントロールする装置がついています。
お客様からお預かりして、試乗すると、確かにショックの動きが正常ではない事が確認できました。
例えるなら、ショックの抜けた足回りのような感じで突き上げ感が酷く、
新車時1200万円の乗り味とは思えませんでした。
肝心のKWのサスは本国オーダーで納期1ヶ月との事でしたが、
ご入庫日を合わせていただき、部品の方が到着しましたので、入庫していただきました。

リフトアップして、サスペンションの交換作業に入ります。
問題はDRCの取り外しが厄介かと思われましたが、
蓋を開けてみるとなんて事はないA6のサスペンションに毛が生えた程度の物でした。

これが取り外したフロントの足回りです。
造りはA6と変わりませんが、ショック自体にDRCの作動油が行き来するパイプがあります。
車体側のその部分をメクラをして、ショックを取り外します。

これが、DRCのリア側のバルブです。
ここの部分にメクラをして、油圧の動きをシャットアウトします。

これがメクラ蓋をした状態のユニットです。
作動油が出ているのがお分かりでしょうか?
ちなみに、純正の足回りを新品交換するとKWのVer3が2セット分位の価格が致します。

取り付けが完了して、4輪アライメントです。
純正1インチアップの20インチのAVST-5が決まってかっこいいです。

アライメントの調整も完了しテスト走行を繰り返しながら、
最後はハンドルセンターの調整を行い作業完了です。
今回の作業はまず、部品到着まで、日程が掛かったのと、
DRCサスペンションの取り外し項目が追加作業になっていますが、
それ以外は通常料金です。

テスト走行を行いましたが、以前あった落ち着きの無いサスペンションとは全く違う、
しっとりとして、コーナーでもバタツキ感も無くとても良い乗り味に激変しました。
同じ様な症状でお悩みのRS6オーナーは多いかと思いますが、正直お奨めです。