今回の850Rエステートはお客様からお譲り頂いた後、その状態の良さに当時の姿に戻そうとレストアとなりました。 この良い状態を更に可能な限り手を入れ完成度重視で進めております。 この完成レベルはコレクションカーとしても最適と思います。 また、ご試乗も可能となっております。ぜひ、細部にまでこだわった内容をご覧ください。
CAMSの既存ユーザー様からお譲り頂いた850Rは過去のメンテナンスも承っておりその状態は優れたものでした。今回の復元に際し外装は凹みもなく美観な状態でしたのでミガキ込んでコーティングを考えておりました。
一見すると綺麗なボディ状態も残念ながら経年劣化でかなり傷んでおり塗装作業となりました(詳細は作業レポート2、3で)画像のフロント周りは殆んどペイント施工済でず。新品パーツ交換後ペイントされたバンバーです。
全体が蘇ってくると目立つのがモール類の劣化となります。その代表がピラーモールで左右共の交換となりました。
このルーフ、スポイラーとも「作業レポート」で紹介しましたが、長年の劣化で赤色が朱色に変化していたため新しいペイント層で作り直しました。低温焼付塗装で新車同等品質です。
リヤゲート等側面に当たる塗装の状態は劣化が進んでなくミガキ込んで以前の光沢を復活しました。そこにポリマーコートで保護をしております。
リヤバンバーも風呂の樹脂部の劣化が進んでおり新品交換後ペイントを施しております。写真でも樹脂部とペイントの精度が判断できると思います。ゲートのVOLVO、850Rエンブレムも新しいものと交換済みです。
ドアのモールディング状態です。元からのモールで、過去の保管状態がシートカバー掛けで日光に当たることなく過ごしていた恩恵で劣化がありません。ドアハンドルと主に樹脂用のコーティング剤で復活させ保護をしております。
今回の復元には元に戻すことがコンセプトでしたが、ここだけはオリジナルでボディ色とのバランスでシルバーに色替えをしております。シルバーカラーにしっかりと光沢感を作っています。更にタイヤも新しくいたしました。
室内ではこれも保管状態が良くルームクリーニングで美観を取り戻しておりますが、このルーフの内張りだけは作り直してお届けをいたします。長年の劣化により見た目よりも損傷があり手をくわえます。
写真では判りにくいのですが、リヤフェンダーに貼付けのストンガードフィルムですっかり変色し朽ちていましたので新しく貼り直しております。細かな事ですが復元には結構ポイントとなります。
エンジンはCAMSの環境車検で施工しているカーボンクリーニング施工により内部洗浄し出力、燃費改善を図ります。タイミングベルトも走行数は少ないですが経年劣化で必要となります。ここは安全重視で交換です。
新車時から純正シートカバーで覆われていたシートもすべてルームクリーニングで洗浄しアルカンターラの質感共に復活しております。
フロントのダッシュパネル部もシートカバーにより保管された恩恵で朽ちる部分もなくクリーニングにより蘇っております。
リヤシートはフロントに比べれば格段に使用痕跡も少なく、しかもクリーニングにより綺麗さを取り戻しております。
このドアは左の運転席の内張り状態です。非常に状態の良い質感を保っていて画像でもお判りいただけると思います。ドアインナーハンドル部の周りのケースも割れておりここは新しいものと交換済みです。
コンソール部の様子です。室内の元々の状態は良く特別に手入れを必要としません。この部分もクリーニング処理をしております
センターの純正オーディオに変え社外のHDDナビとETCも装備済みで日常使用には不便がありません。
室内のフロア部分の状態もクリーニングにより洗浄をしております。また、フロアマットだけはクリーニングでは無理で、純正ではありませんが新しくご用意いたします。
トランクフロアはほぼ全体にカバーを敷いておりましたので殆んど日に渡っていませんでした。クリーニングにより洗浄しております。