走行数が10万Kmを超えたクルマが車検を迎えた場合どのような整備が必要か、今回は水回りについてです。
ここ最近は暑さも落ち着ていますね、ですが、やがては本来の暑さが戻ってくると思いますが、走行数の多いクルマの車検整備で重要なのが水回りです。
走行中に水温異常警告灯点灯の原因で多いのがリザーブタンクの不良。
エンジンルームの写真右前の青いキャップ部がそのリザーブタンクす。これはラジエター液の高温及び経年劣化からタンクのヒビワレ、タンクキャップの不良から水圧が漏れて異常を発しているものですので、車検時ではこの点も注意をしたいものです。
これと関連している事ではウォーターポンプも心配な点ですね。
写真左上のシルバーのパーツがそれですが、これもエンジンが回っている間は一緒に回り水を循環させる役割で、消耗度も高くベアリングも疲れ故障へと進んでしまいます。
その他、ラジエター内に入っているLLCも定期交換が必要となりますが、以上の修理の際には同時交換となりますので合わせてお勧めです。
もう一点ありまして、それはファンベルト交換です。
消耗により切れてしまいますとそれで走行不能となり、こちらも金額面ではそれほど高くはなく必須です。
水回りで主な個所を上げてみましたが、この他でもホース類、冷却ファン、センサー異常などもあり予防整備としてどの程度まで行うかは整備士との相談となりますので十分な打ち合わせをしてください。
愛車を長く乗るための今回は水回りでした。
武藤