以前より約1か月に亘り進めておりましたCAM”SFACTORYオリジナルカー「ボルボ850エステートT-5R」が完成しお客様のお手元のお届けいたしました。
昨夜からの雨が当日も残ってしまい、朝から雨模様となってしまいましたが、こちらがその完成なった姿です。
残念ですが、小雨の中の撮影となりますので鮮やかさに掛けてしまいますが、それでもクリームイエローとバンパー、モール等のコントラストが整っている事がお判りいただけると思います。
展示中は以前のバンパーの姿でしたが、最終仕上げに於いては新しいバンパーへと交換しており往年の姿をしっかりと取戻しております。
リヤバンパーも同様に新しいものとそっくり交換し、下の部分をボディ色でペイントしてこれもまた往年の姿へ復活させております。
旧車を蘇らせるために必要なことは、その当時の新車にどれほど近く復活させるかが基本となりますので、その為のボディ作りは重要なウェートを占めております。
そのボディ作りにも大きなポイントがあります。それは、塗装の肌を当時の新車状態に近く塗り上げる塗装技術です。塗装後にバフによるミガキ込みで肌を作るのではなく、塗り込みで豊かな光沢を作ることが新車の状態に近くする条件です。その豊かな塗装は、鮮やかなボルボカラーを何時までも美しく保つ事が出来ます。
このホイールはCAM”SFACTORYの拘りの一つです。オリジナルホイールのカラーは半艶の状態となりますが、これは私のイメージと会いません。足元のホイールは車全体を映えさせる役目となるので、やはり光沢を持った美しい状態が必要となります。
ここだけはオリジナルとは一線を画しております。
こちらはリヤホイールの状態ですが、その奥にはブレーキディスクが覗いております。ディスク交換を始めとし、キャリパーのオーバーホールを含めた整備により安全機能も復活しております。
今回もボディ、整備の作業が完了後のテスト走行を繰り返し行い、不具合発生を抑える目的で行いましたが、100Km以上の走行をいたしました。オーナー様には走行数を伸ばしてしまい大変申し訳なく思います(*^-^*)
ご購入をいただきましたオーナー様には、しばらくは走っていただき、ある程度時間が経った頃に一度ご入庫を頂き点検を実施するご案内も致しております。
さて、皆さんももしかしたら関東のどこかでこの復刻車を目にするかもしれませんが、鮮やかなクリームイエローの美しさを感じて頂けると思います。
この度はご購入、ありがとうございました。
武藤でした。