ボルボのオイルレベルが低下する4つの原因と対処法｜エンジン性能まで低下する？

「ボルボのオイルレベルが急に低下したらどうすればいいの？」「オイル警告灯が点灯したけど、これって深刻な問題？」とお悩みではないでしょうか。

ボルボのオイルレベルが低下する原因は、単純に挙げても以下のとおり多岐にわたります。

• オイル漏れ
• オイル消費量の増加
• 異物混入によるオイル汚染

しかし、オイルレベルの低下は単なる補充だけで解決するものではありません。場合によっては、『エンジンの深刻なダメージ』も引き起こす可能性があります。

そこで本記事では、ボルボのオイルレベル低下を引き起こす4つの原因とその対処法を解説します。記事を最後まで読むことで、オイルレベル低下の早期発見と適切な対応ができます。ぜひ、ご一読ください。

【見方】ボルボのオイルレベル・ゲージをチェックする方法

エンジンのオイルレベルは、高性能な電子式オイルレベルセンサーでチェックされています（一部の車種においては、オイルスティックを使った方法による確認）。表示によっては、次の定期点検までにオイルを足すケースもあります。

主に、ダッシュボードのコンバインド・メーター・パネルに何か表示されるまでは、エンジンオイルレベルに手を加える必要はありません。ただし、「オイルレベル低下」というメッセージが車のダッシュボードに出たら、早めにサービス工場で点検をしましょう。

なお、オイルを足したり抜いたりしても、車のシステムはその変化をすぐには感知できないことがあります。正確なオイルレベルを確認するには、車を約30キロ（20マイル）走らせた後、水平な場所でエンジンを止めてから5分間待つ必要があります。

^{参考・画像出展：V40 Cross Country｜https://www.volvocars.com/jp/support/car/v40-cross-country/article/0a2bf4d563f03f67c0a801e801fd7e96}

オイル消費量の増加が気になる方へ

ボルボでオイルレベルの低下が見られているうち、「あれ！何か月か前にエンジンオイル交換したよな・・・」と感じている方。もしかしたら、ピストンリングやバルブシールの不具合などでオイルが燃焼室に侵入し、燃焼時にオイルを消費してしまっているかもしれません。

弊社でも、こうした過剰消費を見かけることが多く、オイル消費を抑えるためにPOWER CLUSTER社に特別に製造してもらった製品の「POWER CLUSTER/BILENZA 10W-60」を取り扱っています。

この「BILENZA 10W-60」は、一般的なオイルよりも粘度が高いため、オイルが燃焼室に入り込むのを効果的に防ぎます。さらに、選び抜かれたベースオイルと最適な添加剤の組み合わせが、小排気量の車でも安心して使えるようにしています。

多くのユーザーからは、「ずいぶんオイル補充の回数が減ったよ」と喜びの声もいただきました。もし「あっ」と思うことがあれば、ぜひこのPOWER CLUSTER/BILENZA 10W-60オイルをお試しください。

【ボルボVOLVO・アウディAUDI】エンジンオイル過剰消費とは！？

ボルボでオイル警告灯が点灯したときの対処法

ボルボでエンジンオイルレベル低下が見られた場合、オイル警告灯が点灯します。その際には、以下の対処法を実践しましょう。

• エンジンを直ちに停止または移動する
• 整備工場で警告灯の点灯原因を診断して補充・交換

エンジンを直ちに停止または移動する

ボルボでオイル警告灯が点灯した場合、もっとも安全な行動はエンジンを直ちに停止することです。エンジンがオイル不足で動いている状態は、エンジンに過大な負担をかけ、深刻な損傷を引き起こす可能性があります。

例えば、オイルが不足していると、エンジンの各部品間の摩擦が増大し、オーバーヒートや部品の破損につながることがあります。したがって、オイル警告灯が点いたら、すぐ整備を受けるか、長距離運転は控えて直ちに安全な場所に停車しましょう。

なお、安全であれば整備を受けられる専門店やディーラーまでの運転もできます。多くの場合、オイル警告灯が点灯してから1,000キロから2,000キロ程度（1リットルあたり）は走行できます。いずれにしても、エンジンに負担をかける前に、補充および交換が最適です。

整備工場で警告灯の点灯原因を診断して補充・交換

次に、整備工場で警告灯の点灯原因を診断します。原因は単にオイルレベルの低下によるものから、オイルポンプの故障、オイルフィルターの詰まり、またはエンジンからのオイル漏れなど多岐におよぶ可能性があります。

もし、オイルレベルが低下していた場合は、オイルを補充または交換することになります。この際、ボルボで推奨されているオイルの種類と規格を確認し、適切なオイルを選ぶことが大切です。また、オイル交換の際には必要に応じて、オイルフィルターも同時に交換することが推奨されます。

ボルボのオイルレベル低下への対応にかかる料金・費用

ボルボのオイル交換を考える際、費用は大体10,000円から20,000円が目安です。例えば、カムズファクトリーで「POWER CLUSTER 5W-40 BILENZA」というオイルを使った場合、通常価格は1リットル2,145円（税抜1,950円）です。作業料金は3,850円（税込）が加わります。

5リットルのオイル交換を行った場合、オイル代と工賃を合わせて約14,575円（税込）が必要です。なお、ここで紹介した費用はあくまで目安です。使用するオイルの種類やボルボのモデルによっては異なる場合があるため、ご注意ください。詳しくは、下記ページで紹介しています。

ボルボのオイル交換にかかる費用目安｜安いのはディーラー？民間整備工場？

ボルボのオイルレベル低下を引き起こす4つの原因

ボルボのオイルレベル低下を引き起こす原因には、主に以下が挙げられます。

• オイル漏れ
• エンジンのオイル密閉不良
• 異物混入によるオイル汚染
• オイルフィルターの不具合や目詰まり

オイル漏れ

ボルボ車でオイルレベルの低下が見られる場合、原因の1つにオイル漏れが考えられます。オイル漏れはガスケットの劣化やオイルパンの破損によって発生することが多く、継ぎ目からのほんのわずかな漏れでも、長期にわたるとオイルレベルに影響を及ぼします。

エンジンのオイル密閉不良

オイルレベルの低下は、エンジンのオイル密閉不良からも引き起こされることがあります。ボルボのエンジンにおいて、オイルキャップのゆるみや破損、オイルフィルターハウジングの隙間などがその例です。それぞれの密閉性が損なわれると、走行中にオイルが漏れ出します。

異物混入によるオイル汚染

外部から異物が混入することによってボルボのオイルが汚染され、これがオイルレベル低下の原因になることもあります。この異物としては、ダストや水分、その他の不純物が挙げられます。オイルが汚れると、エンジン内部で正常に機能しなくなり、消費が早まったり、オイルの劣化が進んでしまったりします。

オイルフィルターの不具合や目詰まり

ボルボのエンジンオイルが適正量を保てず、レベルが低下する原因として、オイルフィルターの不具合や目詰まりもあります。オイルフィルターは、オイル中の不純物を取り除く役割を担っており、これが正常に機能しないとオイルのクリーニング機能が低下し、オイルレベルに影響をおよぼすことがあります。

ボルボでオイルレベル低下を避けるための対処法

ボルボでのオイルレベル低下を避けるための対処法としては、以下の4つが挙げられます。

• 定期的なオイル補充・交換
• フィルターの定期的な点検と交換
• 目視による漏れの点検
• エンジン性能の異常な低下に注目

定期的なオイル補充・交換

ボルボ車におけるオイルレベルの低下を防ぐためにもっとも重要なのは、定期的なオイル補充・交換です。時間の経過と共にオイルは劣化し、その性能は低下します。

ボルボのメンテナンススケジュールに従い、推奨される間隔でオイルとオイルフィルターを交換することは、エンジンの健康を維持し、オイルレベルの低下を避けるために不可欠です。

フィルターの定期的な点検と交換

また、ボルボのオイルフィルターは、オイル交換の度に点検し、必要に応じて交換することが重要です。

• オイル交換では1〜2回に1度の頻度
• オイルの銘柄を変えるとき
• エンジンから異常な音がする場合

フィルターが詰まると、オイルの流れが悪くなり、オイルレベルの低下やエンジンへのダメージを引き起こす可能性があります。数千円の費用はかかりますが、定期的に交換を受けましょう。

目視による漏れの点検

ボルボのエンジンオイルレベルが低下していく一因として、オイルの漏れが挙げられます。漏れが見られる場所の例を挙げると、以下のとおりです。

• エンジンオイルパンのガスケット周辺
• オイルフィルターの取り付け部分
• エンジンオイルを補充するキャップの周辺
• 各種オイルラインの接続点

エンジンオイルの漏れを早期に発見するには、定期的に車両下部や駐車場の地面をチェックし、オイルの滴がないかも目視で点検しましょう。それぞれの箇所にオイルが滲んでいる場合は、早急に専門の整備士に診てもらうことが大切です。

エンジン性能の異常な低下に注目

ボルボ車のエンジン性能が異常に低下している場合、これはオイルレベルが妥当な範囲内でない可能性があります。加速時のパワー不足、エンジンからの異音、過剰な排煙は、オイルレベルのチェックを要する警告信号です。

もちろん、オイル以外の原因も考えられます。本来、エンジンの性能が落ちるという状態は、正常なケースでは見られません。経年劣化があったとしても、メンテナンス次第では本来のパワーに近い状態で走り続けるものです。エンジンに重大なダメージを与える前に、整備を受けましょう。

ボルボのオイル交換は専門店のカムズファクトリーへ

ボルボのオイル交換は、専門店のカムズファクトリーへお任せください。ボルボのオイル交換を、ディーラーやガソリンスタンドに依頼すると、以下の問題によく直面します。

• 待ち時間が長い
• 代車が用意されていない
• オイルを選べない

しかし、車両のパフォーマンスを維持し、長寿命を保証するためには、適切なオイル交換が欠かせません。そのため、当社では、以下のサービスをご提供しています。

• ご予約いただければご希望の時間に作業を開始
• 代車を無料でご用意
• ご希望のオイルまたはボルボに適したオイルをご提案

カムズファクトリーは、アウディ・ボルボ・ワーゲンを専門とする整備工場です。ボルボの車種やエンジン特性を熟知したスタッフが、丁寧かつ迅速にオイル交換をいたします。また、オイル交換の際に、ボルボの点検・整備、ご質問やご相談もお気軽にお問い合わせください。

ボルボのオイルレベル低下に関するよくある質問

最後に、ボルボのオイルレベル低下に関するよくある質問へ回答します。

• ボルボのオイルレベルはどのように確認する？
• オイルレベルゲージはどこにありますか？
• ボルボのエンジンオイル交換の目安は？

ボルボのオイルレベルはどのように確認する？

ボルボのオイルレベルを確認するには、エンジンが暖かい状態で平らな面に停車させる必要があります。エンジンを停止してから数分後に、ボンネットを開けてオイルレベルゲージ（ディップスティック）を引き抜き、きれいな布で拭いて再度差し込み、再び引き抜いてオイルレベルを確認します。また、新しいケースでは、ダッシュボードのコンバインド・メーター・パネルに表示されます。

オイルレベルゲージはどこにありますか？

ボルボのオイルレベルゲージは、エンジンルーム内にあるオレンジ色または黄色のハンドルで確認します。なお、オイルスティックでの確認のほか、メーターに表示されるタイプもあります。

ボルボのエンジンオイル交換の目安は？

ボルボのエンジンオイル交換の目安は、一般的には10,000～15,000キロメートルごと、または1年に1度ですが、使用環境や運転条件により異なる場合があります。詳しくは、下記ページでもご覧いただけます。

ボルボのオイル交換の頻度は？交換時期を過ぎるとベタベタに！

まとめ

ボルボのオイルレベル低下には、オイル漏れ、エンジンのオイル密閉不良、異物混入、オイルフィルターの不具合や目詰まりなどが考えられます。オイルレベル低下を避けるためには、定期的なオイル補充・交換、フィルターの定期的な点検と交換、目視による漏れの点検、エンジン性能の異常な低下に注目することが重要です。

もしオイルレベル低下が見られる場合は、エンジンを直ちに停止または移動し、整備工場で警告灯の点灯原因を診断して補充または交換を行いましょう。