ブレーキジャダーって聞いたことありますか?
今回は、あまり聞きなれない言葉かも知れません。
「ブレーキジャダー!!」・・・・?
簡単に言うと前後のブレーキディスクが変摩耗していて
ブレーキを使用した時にブレーキペダルが押し返される様に
振動したりブレーキを使用した時にハンドルが左右に
ブレたりする現象です。
もちろん鉄だって減るんです!!
今回の車両はディスクの表側と裏側が1ミリづつ摩耗していたので
合計で2ミリの摩耗していました。
右側の新品と比べて淵が出ているのは、パットの当たり部分が
摩耗して淵が出来ています。
推奨は2ミリ以上摩耗していたら交換お勧めです。
たった2ミリ?と思うかもしれませんが、フロントのブレーキディスクは
ベンチレーテッドディスクと言ってディスクの冷却の為に中に空気を通して
放熱出来る様に空洞になっていますので、意外と元々の厚みが薄いのです。
2ミリ以上摩耗していたら交換必要です。
最近は低ダストタイプのブレーキパットもご要望が多くなっています。
ディスクパット交換時にディスクローターの点検もお忘れなく!!
これもお忘れなく!!ブレーキオイル交換!!
ブレーキフルードの交換中です。
ブレーキフルードは、どの自動車メーカーでも2年毎の定期交換推奨しているものです。
性質が吸水性の高いオイルなので長く使っているとブレーキオイル内に水分が増えてきて、
ブレーキオイルの沸点低下が低下してきます。
その為にブレーキ使用時の発熱によりブレーキオイルが沸騰すると
適正な油圧がかからなくなり、ブレーキが効かなくなるベーバーロック現象が誘発します。
普通の街中ではなかなかベーバーロック現象はおきませんが、ブレーキフルードを
交換しないデメリットはそれだけではありません。
オイル内に水分が増えてくるとブレーキシステム内が錆びやすくなり、
ブレーキキャリパーの錆付による固着や、オイル漏れを誘発してしまいます。
このような事の無い様に車検時はもちろんですが
12ヶ月点検しっかり受けましょう。
カムズファクトリーは8月8日(月)~8月17日(水)まで夏季休暇とさせていただきます。