アウディQ3 8UCZD 車検整備の整備カ所について

お知らせ

皆さん、道路運送車両法ってご存じですか。

そうです、日頃お使い頂いている愛車の車検等整備に関する法律で、2年に1度の車検整備もその一環です。ここではその法律ではなく車検整備についてです。

車検の基本的な考え方には、故障して交通渋滞を起こす、走行中に不具合により事故を起こしてしまう等の状態を定期的な整備により防止することが主な目的ですので、車検の整備カ所は明確に決まっております。
たまにあるのが、車検から帰ってきて具合が悪くなった等の事がありますが、車検では決められた箇所以外は一切手を掛けてなく(ご要望が無い限り)これからご説明する箇所に限定しておりますので、考えにくいですね。

今回はアウディQ3 型式8UCZD の場合で進めてみます。

車検では主に点検する箇所が決められていますが、安全に走り止まることが求められます。
仮に点検により車検が受からない状態の場合には、そのカ所の修理が必要となり追加作業が発生してきます。


ブレーキ装置の状態について。

タイヤを外し4カ所のブレーキディスク及びブレーキパッドの残量を点検し残量しっかりあれば車検には支障がありません。また、このブレーキ系統を作動させる為のブレーキオイルの抜き替えは必ず行います。


走行状態について。

走ることに大きく影響するタイヤの残量について点検、見た目にあまりにも残量が無い場合、雨天走行等で危険を引き起こす可能性がある場合には交換をお願いいたします。


操舵系統について。

ステアリング機能に関しては、真っすぐ走ることが出来るか、ハンドルにガタつき、遊びが無いかなどで安全な走行が出来るかのチェックです。時には、足回りなどの消耗パーツなどにも関係し整備作業が必要となります。


エンジンの冷却系統について。

エンジンルーム内でも点検が必要で、この冷却水系統の水漏れ点検で安全にエンジンが回り、正常に走行できる状態でなければ車検が通りません。
当然、ラジエターなど冷却水系統なども重要なポイントです。

車検で必要な点検ついては以上となりまして、先ずは現状点検し車検に受からない状態であれば修理する必要が出てきますが、まだ年式が新しいとかですとその必要性もなくなります。
ですが、良い意味で車検、点検時期を使われることをお勧めいたします。

それは消耗品の定期交換などです。

例えばエンジンオイル、ワイパーラバー、エアコンフィルター、エアフィルター等の交換です。
ですが、オーナー様ご自身がこのようなパーツをいつ交換したかなどについて記憶する必要は全くなく、それこそ車検、点検時毎に交換すれば整備工場が整備履歴にしっかり記憶するので全く必要はありません。
それこそ、我々整備工場に管理をお任せ下さい。
それと、車検とメンテナンスとはまた違っており、法的に義務付けされている箇所以外にもメカニカルな部分もあります。
例えば、トランスミッション、エアコンコンプレッサー、ショックアブソーバー等はやはり任意部分となりそのような部位への整備を施すことが予防整備となりますので、この点も大切に乗られる場合には大変重要となります。
この点なども整備工場さんとご相談をしていただくことをお勧めいたします。

今回は車検の点検ヶ所についてす。

武藤でした。