おはようございます!Apple 新型の「iPhoneXS MAX」への物欲がマックスな「cam’s factory」広報チームの高橋です。
「大は小を兼ねる」と言いますが、やはり時代は「6.5 インチ」ディスプレイなのでしょうか?
さて、本日は「フォルクスワーゲン(Volkswagen)」が 3D プリント技術を利用して、部品を大量生産をする方向とのニュースを紹介させていただきたいと思います。
そもそも「3D プリント」とは
(出典:https://response.jp/article/2018/09/12/313922.html)
「積層造形技術」のひとつで、3DCAD のデータ(STL データ)をもとにして、スライスされた 2次元の層を 1枚ずつ積み重ねていくことによって、立体モデルを製作する技術です。
スタートアップ企業など、小ロットな開発現場やカスタマイズパーツなどでは重宝される技術だと思っていましたが、「大量生産」として採用がされるとは・・・逆転の発想をすると、それに耐える程のクオリティが担保されたということですので、それもまた凄いことだと思いました。
なお、この 3D プリント技術を使って部品の大量生産に乗り出すというのは、自動車メーカーとしては初めてとのことです。
では、具体的にどの様な使われ方がされるのか
ヒューレット・パッカード(HP)社の最新 3D プリント技術である「HP メタルジェット」を導入することにより、金属部品を 3D プリントで造形できるようになると同時に、現在の 3D プリントに対して最大で 50 倍ものスピードアップが可能になるそうです。
フォルクスワーゲンでは、この 3D プリント技術を「シフトレバー」や「テールゲート」、「エンブレム」、「キー」、「カスタマイズ・アイテム」などの生産に導入する予定とのこと。
また、大型の部品へもこの技術を使った生産計画を掲げており、「将来はサッカーボールくらいのサイズの部品を、年間で 10万台の車両に対して生産する」としております。
製造サイクルが早まるだけではなく、最適化も促進されそうですね!
HP メタルジェット・テクノロジー動画
それでは HP メタルジェット・テクノロジーのオフィシャル動画を見ていただきましょう!