何回かに分けて940の”復刻車つくり”も最終作業へと進んでおります。
ヘッドライトHID化!
復刻車全てに施しているヘッドライトのHID化も当然行います。
手順もライト本体を分解し、中の反射板とHIDバルブの組換えを行い本体の仕様変更を行いますが、関連作業としてバランスの取付が必要になります。
ライトの裏側に取り付けることによりHIDライトの発光が実現します。現在の車の殆どが明るくなっているのでこれはお乗りになる方の為には必須の項目となりますね。
エンジンの内部洗浄作業!
エンジンのリフレッシュ化をするためのカーボンクリーニング及びオイルラインの洗浄装置によるクリーニングを行います。現在までのこの洗浄作業台数は車検も含めると年間400台以上は実施しており、まして今回のような”チョイ古車”には最適な施工方法と考えます。エンジンも静かになり、何よりもパワーの復活により走りに変化が出てきます。乗る機会が多い方は体で実感できると思います。
この940もカシャカシャ音のするエンジン音が無くなり静かなエンジンに代わっております。
殆どの施工車では施工後しばらくは走る度にエンジン内部の不純物が取り除かれ性能改善が進みます。
これもすべての復活車にも共通のミッションオイルによる内部洗浄です。この施工も重要で、動力関係は可能な限り改善をさせ走行性能を改善したいと考えるとスムーズで滑らかなミッションにと考えますし、過去の実績からも最重要な作業と言えます。
これも隠し味的ですが、ミッションのつながりをスムーズにと保護を目的にプラスしております。これの効果も走る度に改善が進みシフトショックをソフトにします。
前回紹介し忘れましたのがこれです。フロントのブレーキホースにひびが入っている為に交換としましたが、このまま交換無しでと考えるとぞっとしてしまいます。本当に改めて点検作業が安全に繋がり重要だと思ってしまいます。
それと同時にディスク、パッドは全てニューパーツへと交換する事で性能改善をしておりますし、勿論ブレーキオイルの全量交換も実施。
作業も完了しエンジンルームを比べて見ましたが極端に変わってはいませんが、外見だけでなく内部の改善が格段と進んでいますので含んでご覧いただきたいと思います。
かなりの時間をかけて進めてきましたこの”940復刻車つくり”も残すは登録とその後のテスト走行となってきました。
あともう一踏ん張りです。