ボルボVOLVO復刻車は徹底した復元作業から誕生します!
国内では稀となるボルボVOLVO850Rセダンを、当時の姿に可能な限り復元する作業が進められております。今では中々目にすることの出来ない特にボルボVOLVOの稀少な作業の様子です。
ボルボVOLVO850Rセダンのルーフが銀色に輝いだ画像となりますが、これは復刻車作りには定番の旧塗膜を剥離して素地全てを取除いた鉄板だけの姿です。新車時からの塗装もさすがに直射日光とか風雨の影響により劣化をしてしまっております。
ボルボVOLVO850の往年の輝きを取り戻す為には、ボルボVOLVOの新車ラインと同じ手法で塗装をリニューアル致します。それがこのように塗装を剥がして作り直す作業を行います。
ボルボVOLVO850Rセダンの新たに下地塗膜を作り直した姿です。
ボディ全体を覆う大掛かりな下地作業により生まれ変わっていきますが、ボディのみならず、なんとドアパネルもこのように手を加えられていきます。
ボルボVOLVO850Rセダンをホワイトボディのように分解してしまいます!
ここは何だかお判りですか?? そうです、ルーフを室内側から撮ったものですが、ここにはルーフライニングの内張が取付くものですがこれを外したところです。真ん中はボルボVOLVO850のサンルーフ開口部です。
じつは内張が剥がれ垂れ下がっており外して張替えをいたします。この垂れ下がりはボルボVOLVOばかりでなく日本車でも同様で、その様な場合にはこのような張替により元の姿に戻す事が出来ます。
いよいよボルボVOLVO850Rセダンが新たに生まれ変わります!
塗装をするまでにはいろいろな準備が必要とされ、誠に面倒な仕事といつも感じておりますが、それでもコツコツと進めいよいよボディ本体への塗装準備が整ったところがこの姿です。とてもプラモデルのような感じがしませんか。
ボルボVOLVO850Rセダンが新たな塗装を身に纏い生まれ変わりました!
これでボディ本体が新車当時のクラッシックレッドにすべて染まりました。本当に当時の色とおなじなの??・・・ ペイントメーカーには塗装配合データがあり、もちろんこのペイントもボルボVOLVOデータにより配合されております。
CAM’SFATORYの塗装スタッフが塗り上げた光沢をご覧ください。
ボルボVOLVO復刻車つくりは元に戻す、当時の姿に復活させることを目的としております。
その中でもこのボディの質感は重要なポイント。特に光沢感に於いては新車ラインで塗られた塗装状態に近くすることです。この光沢ならば十分合格点となります。
全てクラッシックレッドの染まったボディは、この後の個々のボディパーツを塗り上げた後に取付へと進み姿を作っていきますが、新車ラインとほぼ同じ工程となります。
手間暇がかかりますがまた1台の復刻車が誕生しますので作る楽しみでもあります。
武藤でした。