夜も明けきらぬ午前5:00過ぎ(本当は5:
途中、栃木県の矢板北PAにて小休憩・・・。
平日の朝とあって、さすがに人の姿はほとんどありません^_^;
「ここが栃木だから・・・あとは福島~宮城ともうすぐだねっ!」と、思ったのが甘かった・・・ここからが長い道のりでした・・・。
僕、先日トランスポーター・イグニションを観てきました(
S8を華麗なドライビングテクニックで手足のように操るフランク
そして遂に仙台陸運局に到着で~す!
ちなみに到着時刻10:30。
午前中の登録を間に合わせるには、かなり余裕のある時間です。
まずは、書類を作成してもらうために代書屋さんへ。
書類が出来あがった時間が11:10・・・。
ここで申し上げますと、通常、横浜などで書類を作成してもらうと5分足らずで出来上がります(早ければ3分くらい)。
なぜ、ここまで時間がかかったのか?
代書屋さんを見つけてからの時系列に沿ってみます・・・。
10:40
代書屋さんの扉を開ける。
「すみませ~ん」
「・・・・・」(無人か?)
「すみませ~んっ!」
「あ・・はいはい」
現れたのは推定年齢80歳ほどのご婦人。
「あの、移転登録の書類を作ってもらいたいんですけど」
「はい?」
「あ、え~と、今日こちらで車の名義変更をするんで、その書類を作ってもらいたいんですけど」
「あ~、はいはい」
「お願いします」
「はいはい」
「では、こちら書類一式なのでお願いします」
「はいはい」
10:45
ご婦人、書類を見ながら
「で、今日は何の書類を作るんでしたっけ?」
「あ・・・今、自社名義になってる車を○○さんに売ったので、○○さん名義にするための書類を作ってもらいたいんですけど」
「あぁ、はいはい」
「・・・・」
10:55
パソコンのキーボードを眼鏡をずらしながら、右手人差し指一本でえらく時間をかけながら叩く(押す)ご婦人を不安げに見ている僕。
11:00
ちなみにご婦人「あれぇ、ないなぁ」などと、ぼそぼそ独り言を言っている。
その時部屋の片隅で、気持ち良さそうに朝寝をしている猫ちゃんを発見。
近づいてあごの下を撫でた途端、突然ガブッと右手親指を噛まれる。
「痛ぇっ!」 と叫ぶ僕に 「猫は気まぐれだからねぇ。ひゃっひゃっひゃっ。」 と、猫がのどを締め付けられたような声で笑うご婦人。
そんな事より、早く書類を作ってくださ~い(泣)
途中、何度「まだですか?」と聞こうかと思いましたが、ここで気を散らして間違われてしまっては、確実に午前中の登録が間に合わなくなると考え、ものすごいフラストレーションの中で待つこと30分・・・
11:10
「出来ましたよ~」
「ありがとうございました・・・」
「ほれ、早く書類出さないと、午前中の登録間に合わなくなっちゃうから、急いで行ったほうがいいぞ。お金は後でいいからいいからっ」 意外と早口にまくし立てるご婦人。
「はいっ!分かりました!」 どうも釈然としない気持ちのまま、登録窓口へダッシュ。
なんとか午前中の登録を無事終えることができました。
ちなみにご婦人、僕が車検証が出来るのを陸運局で待っていると、わざわざ領収書を持って集金に来てくれました。
車屋さんたちがたくさんいる中で 「さっき猫に噛まれたとこ、大丈夫だったかぁい?ひゃっひゃっひゃっ。」 などと大声で笑いながら・・・。
ありがとうございました・・・。
無事ナンバーを取得してETCのセットアップも完了。
長距離を走ってきたため、だいぶお車が汚れてしまったので、スタンドで手洗い洗車を頼むことにしました。
近くのスタンドを見つけて
「あのぉ、これから納車する車なんできれいに洗・・・」
「はいっ!お任せくださぁい!」
「あ、手洗・・・」
「はいっ!もちろん手洗いで丁寧に洗わせていただきまぁす!」
かなりかぶせ気味にガッツンガッツン来る店員さんの、予想以上の手際の良さに感心する僕。
お車もピカピカになりありがとうございました!
ご納車までにまだ時間があるし、お腹も空いたので店員さんにどこか牛タンのおいしいお店を聞くことにしました。(実はこれが楽しみでした。えへへ)
「今日は、神奈川のほうから来まし・・・」
「へぇぇっ!神奈川ですか~!」
「はい。それでこの辺でどこかおいしい牛・・・」
「はいはいはい!ありますよ~!ここから4つ目の信号をですね、右に曲がって2つ目を左に曲がって・・・」
ご丁寧にメモ用紙に地図まで書いていただいたお店がこちら!
おいっ! らーめん屋じゃねーか!
人の話は最後まで聞いてから答えるように。
でも、あまりに熱心に説明してくれる店員さんのご厚意を無下にすることができない人の良い僕は、昭和屋さんでおいしいみそラーメンをいただきました。
ちなみに横にあるそぼろご飯との相性がばつぐん!
皆様も仙台に行った際は、牛タンなどという観光客まる出しのミーハーフードは食べずに、ぜひ昭和屋さんでそぼろご飯とみそらーめんを!
ぐすん・・・。
さて、お腹も満腹になり、お客様宅へと出発で~す。(けっこう距離があります)
最寄インターを下りるとご覧の景色!
「老後はこういう所でのんびりと・・・」 などと夢物語に浸っていると、ほどなく本日のメインイベントであるA6アバント3.0TFSI クアトロをご納車するお客様宅へ到着!
今回は遠方からのお問い合わせでしたが、私どもカムズファクトリーを信頼していただき、僕も現車をご覧いただけない不安なお気持ちを払拭できるように、精いっぱいのご説明&やりとりをさせていただきました。
もちろん、トラブルがないようにきっちりと納車整備もおこないました。
初めて見るお車でしたが、大変ご満足いただけました。
遠方となりますが、何かございましたらいつでもご連絡お待ちしております。
今後とも末永いお付き合いの程、宜しくお願い致します。
帰りの道中も、いろいろご心配していただきまして本当にありがとうございました!
蔵王山よ、また来るどぉー!
帰り道・・・福島県のSAにての1コマ。
???
何やらウルトラセブンらしきヒーローがいるではありませんか。
ちなみにこのセブン、廻りの自販機でジュースを買うと「シュワーッチっ!!」とか「ドゥォリャーっ」とか、かなりの大声で威嚇します。
面白いのでしばらく見ていると、推定年齢80歳ほどの殿方がセブンの真横の自販機でお茶を買われました。
その途端 「ドゥォリャーっ!!」と大声で威嚇するセブン。
殿方は、傍から見ていても分かるほどに目を見開き、その小さな体を「ビクっ」と大きく反応されていました。
確実に数日の寿命が縮んでしまったことでしょう。
その姿を見てほくそ笑むセブン・・・。
セブンよ、貴方は正義の味方ではなかったのか・・・。 (完)