先日もご紹介をしました ”ボルボ復刻車” の作業がさらに進んでおります。
”復刻車整備” の特色であるエンジンの内部洗浄作業(カーボンクリーニング+オイルラインクリーニング)を行っております。
カーボンクリーニング洗浄中ですが、洗浄機からホースが伸びているのがお分かりだと思います。
洗浄方法は手前のパイプからは洗浄機から送られてきているもので、この中にはガソリンと洗浄液が混合されている燃料を、エンジンの燃料系統に接続したパイプが奥のパイプとなります。
残るもう一本は、燃料ポンプからきている燃料を止める役目のものです。
洗浄は、ガゾリンに含められた強力な洗浄剤が燃料系統内の不純物及びシリンダーヘッドに堆積したカーボン、ワニス等を分解し燃焼室で爆発して取り除くことになります。
その爆発により排気系にも分解した残量が回ってきますので、この施工後は100Km程度はエンジンを回し完全燃焼をさせると効果が上がります。
次の作業がこのオイルラインクリーニングとなります。
一般的にはフラッシングと言われている方法とは近いものがありますが、専用洗浄機により、先程のカーボンクリーニング同様に洗浄液を含んだエンジンオイルを送り込み、強制的にカーボン、ワニスを取り除いてしまう方法です。
この効果はエンジンの2系統洗浄により状態は新車時により近いものにすることとなりますので、
結果的には、出力、燃費の改善と排気ガスのクリーン化となります。
この効果が ”復活車” には大きな効果を生んでいるのです。
また、施工後にテスト走行を行うのもこの為となります。
どの程度に復活しているか走るのが楽しみです!
武藤でした。