社員の英気を養うために8日間に渡りお休みを頂いたお陰で、元気満々で(中には疲れ顔のメンバーも??)作業に取り掛かっていますが、皆さんはどうでしたか。
さて、連休前より始めた新たな「復刻車つくり」も手際よく進められておりますが、その塗装作業の様子を見てみます。
今回も外装はオールペイントとして進めておりますが、これも従来と同様に平面の部分では旧塗膜を剥離して新しい塗膜層を形成させております。
これは旧塗膜の上から重ねて塗ることにより厚くなりすぎが原因で経年変化を防ぎます。
やはり復刻車は長くお使いいただく目的で作っておりますので、後々の事も考慮しております。
屋根の部分が鼠色になっておりますが、塗膜剥離をした後の姿で防錆剤を塗布後にサフェーサーで新しい塗膜を作り上げております。因みに、このサフェーサーの色も2色あり、ボディカラーが濃紺系の場合には黒系となり、白、シルバー系などではこの薄いグレー系を使用します。これは色の染まりを良くするためのものとなります。
オールペンともなると慣れてはいるものの、やはりこのようにドアを含むパネル類を全て外しての作業は場所も必要となりますが、作業者にとっても手間を必要とします。では何でこれほどまでに外すのかは次の作業でわかります。
このくるまの状態は全ての塗装面に対してサンドペーパー処理を終えたところとなりますが、ボディ側面のドアが取り外されているヵ所のセンターピラー、ステップ部も外側パネルと一緒に塗装をすることになります。
要はこの部分も一緒に塗りたいがためにこれだけのパネルを分解し外側パネルと一緒の状態を作り上げます。もうここまでの状態ですと殆ど新車の工程と何ら変わりません。
手間は掛かりますが出来上がり重視でくるま作りをしているところが復刻車の拘りたい部分です。
この後の作業は、塗装ブースに於いてマスキング後はいよいよ本塗り作業となりますのでお楽しみにしてください。
広報チームの武藤でした。