BMW3.0CEの本来の美しさを復活するためにお預かりしましたが、その後の作業が順調に進められておりますのでその様子となります。
突然このような醜いような写真で驚かれると思いますが、これは塗装塗膜を剥離専用液により浮き上がってきているところです。この後、スクレッパーと言われる工具によりこの塗膜を削り落とします。
するとこのような姿に
この他のパネルも同様な手順によりボンネットも
その他パネルも
トランクも
ついにはルーフの塗膜もすべて取り除いてしまいました。
何でここまでするのか??
このBMW3.0は、以前にも塗装をしている関係で、特に平らな面の塗装の厚み(塗膜の膜厚)が厚すぎるために、これ以上厚くしてしまう事で、直ぐではないですが時間の経過とともにひび割れ、浮き等のトラブルとなってしまう危険があります。
特に、このような長年保存されるようなお車にはとてもそのような作業をすることはできませんし選択もしたくありませのでこの方法しかありません。
作業スタッフの判断により心配となる部分を塗膜剥離となりましたが、このような作業でも平然と段取り良く進めることが出来ます。
これも、日頃から#復刻車 作りで大掛かりな事に十分に手慣れていますので効率よく進んで行きます。
この後は下地の最終工程へと進めますので、どのような姿になるかまた報告します。
武藤でした。