ブレーキが戻らないA4(B6)

Audi アウディ整備・修理事例

横浜市にお住まいのH様よりお電話をいただきました。
ご来店いただくとブレーキの焼ける臭いが・・・

そのままお車をお預かりすることになりました。
お車はアウディA4(B6)です。

早速メカニックが確認するとやはり引きずっているようです・・・

キャリパーのブリーダーバルブを開けてみると「ピュー」と勢いよくフルードが出てきました。

ブレーキサーボ(マスターバック)

当初はマスターシリンダーの戻り不良と診断しましたが
原因はブレーキサーボ(マスターバック)でした。

右が古いサーボ。

手前に置いてあるロッドは外れてはいけないものですがサーボの中で折れてました。

ブレーキペダルを踏むと、このロッドがマスターシリンダーのピストンを押し、ブレーキ圧を伝えますが
ロッドが折れていたらブレーキペダルを離してもロッドの戻りが悪くブレーキを引きずる結果に・・・

何故?このようになってしまったのか?

ちょいと矢印がずれていますが
エンジンルームの「仕切り」が間接的に関与しています。
この「仕切り」はボディ剛性アップ、バッテリーやマスターシリンダーをエンジンの熱から守る役目をしていると思われます。

今回の原因はこの「仕切り」のせいで雨水が溜まってしまうことです・・・
あまり乗らないで長く駐車場に置かれている方は要注意です。
ここに金魚が飼えるぐらい水が溜まっている車もあります。

水抜用のドレーンプラグはちゃんとありますが葉っぱやゴミが詰まらせてしまいます。

その場合は赤い矢印のグロメットを外すと抜くことができます。
黄色はサーボが付く位置です。

最初の画像でも分かるように「サーボ」から水が出ています。
中をアップにするとやはり錆びています。
取付ボルトも錆びていますね・・・

新品はこんな感じです。
中のロッドもシャキっとしてます。
前にも触れましたが水が溜まっているA4やA6を見ていますが、
水がここまで悪さをするとは・・・
A4、A6のオーナーの皆さま、一度愛車の確認をしてみてください。



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