街中を走っているとホイルが真っ黒になっている車を見かけたことがありますよね。
そして、その車の殆どが輸入車だったりすると思います。
今回はその汚れについてではなく、そのブレーキパーツの減り具合について
アウディS3スポーツバック8VCJXFを例にとってみました。
いきなり円盤状のものが出てきましたが、これが何かをご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、よく駅の電車にもついていて見かけていると思います。
くるまの安全に関係するブレーキディスクとなりますが、しっかりご覧いただくとディスク外側が4mm弱盛り上がっている事がお判りいただけると思います。判りずらいでしょうか(#^^#)
ブレーキディスクの新しい状態がこちらです。
ディスクが凹みがなく平面なことがお判りだと思います。
これはブレーキを掛ける毎にすり減ってしまいこのような状態となってしまいました。
ブレーキの仕組みを簡単に言いますと、ドライバーがブレーキペダルを踏むことで、油圧機能によりブレーキパッドをこのディスクに押し付けて止める機能となります。
その押し付けることを繰り返すとこの様にすり減ってしまい、特に欧州車は材質の問題もありすり減る度合いが高いのが特徴です。
次にブレーキパッドとなりますが、これもアウディS3スポーツバック8VCJXFを例にとってみます。
純正品のブレーキパッドとなり、左右ともに同じS3に装着されていたものですが、左側のパッドは少し赤みがかっていてこれがブレーキダストと言われるものです。
このブレーキダストは大変厄介者で、手についたりすると落とすことが大変で、これがホイルにこびりついてしまうのでホイルまで汚してしまいます。
ブレーキを掛ける際のパッドには相当な力が掛って車を止める事になりますが、その代償として消耗が進みます。
この左右の厚み(右のパッドはS3用ではなく見本としています)を見て頂くと左側が明らかに薄くなっていますが、新しい状態ですと右のパットのように12mmぐらいからこの薄さまで消耗したこととなります。
くるまの性能は高性能になればなるほど今回のブレーキディスクとパッド機能も向上し、しっかり止めることが出来るようになりますが、怠ってはいけないのが整備点検となります。
人の生命を守るための機能ですので、是非是非点検だけはマメにいたしましょう。
今回はブレーキについてでした。
武藤