壊れてしまうと厄介なオートマチック(AT)の予防接種!

Audi アウディ整備・修理事例

待ちに待っていたお盆休みも終わり、やっと本調子が出てきたころと思いますが、その休みの直前にご入庫をいただいた作業がありました。

その車はワーゲントゥアレグのハイブリッドで、ご要望の作業はDSG及びデフオイル交換となりますが、ただ、作業に必要な消耗パーツの品物違いによりDSGオイル交換がお盆明けの作業となってしまいデフオイル交換を先行させることになりました。

既にリフトアップされ作業が始まっており、先ずはフロントのデフオイルからの交換をいたしますが、例により作業者の作業スピードについて行けずに肝心のオイル交換時の画像がありません。

次のヵ所は車のセンター部にあるトランスファーオイルの交換となりますが、このトランスファーを見おぼえがある方もおられるかと思いますが、そうです、アウディQ7とほぼ、又は同じようです。

そして最後は一番後ろのリヤデフとなります。このデフもQ7と同じではないでしょうか。このシステムはアウディと共用で、同じグループ内で流用し合いコスト対策もしているのでしょうか。

今回は3か所のデフオイルのみを交換し、いったんお乗りいただきお盆明けに再入庫を頂く事となりましたが、そのお引取時に当社を出てすぐに滑らかさと言いますかスムーズに走る事を感じ取られたようです。

当社でこのデフオイル交換のみの経験がなく、こちらの都合で細分した作業を行ってしまいましたが良い経験をさせて頂きました。

確かに、オーナーさんは同じ車を乗られているのでその感じ方には敏感だと思います。以前にもリニューアルサスペンションを取り付けられたオーナーさんも会社前の10cm程度の段差で違いを感じられていました。

AT及びデフオイルの交換は、新車の製造ラインから長ーく交換無で一生を終える車がもしかすると殆どかもしれないのですが、交換効果は確実にある事を今回の事でも強く思いました。また、最近はATF及びデフオイル交換へのドライバー様の関心が多くあるのも感じております。

壊れてしまうと厄介なATの予防接種感覚と軽快な走りも取戻す可能性があり、走行燃費にも関係することはかなり可能性が高いと思います。

お盆も明けとなり大変お手数ですが、再ご入庫を頂きDSGオイル交換をしっかりとさせて頂き、また効果の程をお聞きしたいと思います。

武藤でした。