工場を一回りしていますと見慣れた作業を見ることができました。
この作業は車検整備でご入庫をいただいたお車ですが、エンジン本体の内部を洗浄してエンジン性能を回復させるカーボンクリーニング施工付き車検(環境車検)を選択していただいております。
実は、当社の車検受注ではこの環境車検を選択していただく比率はなんと90%台となっております。
それも、継続で車検を受けられる方もおられ、その方々も含めてとなります。
今までにも何度も画像をアップしておりますが、これが洗浄機となります。
このマシーンの中にエンジン内部に付着しているスラッジ、カーボンを溶解してしまう強力な溶剤が入っていて、ガソリンに混合し車の燃料系統へと送り出す役割です。元々はヨーロッパで生まれた技術です。
エンジンはボルボV70の本体ですで、この内部を洗浄と言っても洗浄する箇所は各部ありますが、この目的個所はここです。
画像ですと燃焼室のシリンダーヘッド部ですがこの他燃料系統も含まれます。例えば噴射ポンプもそうです。
シリンダーヘッド及び燃料系統内にある不順物を取り除くことにより、燃料の流れを改善、又は噴射ポンプの目詰りを復活させ環境を新車時に近くすることができます。
作業は、直接エンジン燃料系統へ連結させえて行います。ボルボのこのタイプはこのように下側から接続させております。
普通の車検では当社のようにエンジン自体に手を加える事は行ってはいないと思います。最近は国産ディーラーでの取扱いはあると聞いておりますが、輸入車ではどうでしょうか。
輸入車は所有期間の長く、それだけカーボンクリーニングは車にも勿論、オーナー様にも生まれ変わった車を実感することができる施工方法となります。
一度試すと病みつきになるかもしれません。
オイルシステムクリーニングにつきましてもまたの機会に取り上げてみます。
武藤でした。