アウディでは、以下の症状をきっかけにエアコンの故障に気づくことが多くあります。
- エアコンがつかない
- エアコンが効かない
- エアコンから熱風が出る
- エアコンから異音がする
ただ、修理となるとその原因によって修理方法やかかる費用が異なるため、不安に感じる人も多いはずです。
そこで今回は、アウディに発生するエアコンの故障原因や修理費用を現役メカニックがわかりやすく解説します。
なお、こちらの内容はアウディ全般(A1・A5・A6・A8・Q7など)に対応しておりますので、ぜひ最後までご一読ください。
故障・修理ならカムズファクトリー
エアコンをつけても冷えない、異音がするなど、エアコンの不具合でお困りなら、アウディ専門店カムズにご相談ください。コンプレッサーの不良から制御系統の故障まで、専門店として30年以上の実績と高い技術力で、高品質・低価格の修理をお約束いたします。
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アウディで頻度の多いエアコンの故障原因
アウディで頻度の多いエアコンの故障原因は、以下が挙げられます。
- コンプレッサーの不良
- 制御系のパーツ不良
- シール等の消耗品の劣化
【定番】コンプレッサーの不良
アウディのエアコン故障の原因で、もっとも多いのがコンプレッサーの不良です。
焼付きによる動作不良や異音が発生することもあり、正常に動作しないことでエアコンの効きが悪くなったり、まったく動かなくなったりします。
エンジンルームの熱と走行による振動でも周辺パーツや消耗品が劣化するため、コンプレッサーが原因であっても交換だけで済まないことも多々あります。
制御系のパーツ不良
アウディのエアコン故障は冷媒系に限らず、以下の例にある制御系のパーツ不良も原因の一つです。
- 圧力センサースイッチ (プレッシャースイッチ)
- 制御ユニット
- リレー
- 半導体式温度センサー など
新しいタイプほど技術の進歩によって冷媒系のトラブルが減少していますが、制御系の故障は避けては通れないものです。
コンプレッサーの不良を改善しても、アウディのエアコンが正常に稼働しないときには疑ってみると良いでしょう。
シール等の消耗品の劣化
アウディのエアコン故障では、シール等の消耗品の劣化によって、ガスが漏れたり、制御が正常に行われなかったりします。消耗品の劣化によって発生するものですから、交換等で改善するケースがほとんどです。
しかし、正常に動作しない状態のまま走り続けていた、といったケースでは周辺パーツにも影響を及ぼしている可能性があり、コンプレッサーの不良まで起きていると高くなる傾向にあります。
アウディのエアコン故障にかかる修理費用の目安
アウディのエアコン故障にかかる修理費用の目安は、「約16〜20万円」です。消耗品の劣化等で引き起こされている場合には目安より安くなります。
一方で、コンプレッサーの異常では20万円前後までかかることがありますから、早期発見と整備が修理費用を抑えるポイントです。
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アウディのエアコン故障・修理事例
カムズが実際に行ったアウディのエアコン修理の事例を紹介します。
「少しエアコンの設定温度下げてみよう」と設定を変えたのに変化無し・・・そうなってしまったらまずは点検を!!
調べるとガスの量は異常無し。だけどエアコンコンプレッサーは動いてくれない。コンプレッサー壊れちゃった??
カーエアコンのエアコンフィルター交換忘れてないですか?!
走行中に真ん中の吹き出し口から熱風が突然出てくるときは要注意!
アウディのエアコン故障を予防する方法
アウディのエアコン故障を予防する方法として、ガスの補充・真空引き(※)などを定期的に受けることです。
※…真空引きとは、ガスに含まれる不純物を取り除くため、内部にあるエアコンガスをすべて入れ換える方法
エアコンガスは毎年、自然に約30〜50gは抜けてしまうため、補充は必要不可欠です。
シーズンを見越して定期的に交換しておくと、冷風の温度を適温に保ちやすく、周辺パーツへの負荷を低減できます。
また、日常メンテナンスで定期的な検査や消耗品の交換を受けておくことも大切です。
例えば、コンプレッサーの故障が原因で修理した場合、同時に劣化していた周辺のパーツや消耗品が正常な稼働に耐えられず次々と破損しやすくなるといったことは多々あります。
日常メンテナンスでは、こうしたパーツや消耗品の維持に役立ちますから、愛車に長く乗り続けるためにも受けておきたい予防方法です。
アウディで発生するエアコン以外の故障
アウディで故障が発生するのはエアコン以外にも、以下が挙げられます。
項目 | 費用 | 項目 | 費用 |
マイルドハイブリッド | 約数十万円〜 | ブレーキホース交換 | 8,624円 ~ |
メカトロニクス | 約20万円〜 | ブレーキフルード交換 | 6,402円 ~ |
EPC | 約6〜40万円 | ルーフ天井垂れ下がり修理 | 82,500円 ~ |
アンダーカバー | 約3〜10万円 | ラジエーター | 6〜20万円 |
ウインカー | 約1,000円〜5万円 | エンジンオイル(上がり下がり) | 50〜60万円 |
エアサスペンション | 約25〜50万円 | ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール) | 20〜50万円 |
エンジン | 約6〜80万円 | EPC | 4〜55万円 |
ECU(コンピュータ) | 約3〜10万円 | ABS | 6〜60万円 |
サイドアシスト | 約3〜15万円 | ヘッドライト | 2〜17万円 |
エアコン | 約16〜20万円 | ブッシュ類 | 数千円〜10万円 |
スタートストップ | 1万円〜状態次第 | ホイールバランス調整 | 数千円〜5万円 |
センターロッキングシステム | 約1〜5万円 | タイミングベルト交換 | 6〜12万円 |
ティプトロニック (トランスミッション) | 約60〜80万円 | 冷却水の漏れ | 2〜10万円 |
Sトロニック (トランスミッション) | 約60〜80万円 | オイル漏れ | 数千円〜2万円 |
MMI(ナビ) | 約30〜40万円以上 | 警告灯点灯 | 数万円〜 |
パーキングブレーキ | 約1〜15万円 | ハイブリッド | 数十万円〜 |
パワーウィンドウ(窓落ち) | 約5,000円〜5万円 | ABSセンサー(ECU) | 5,000円〜5万円 |
バンパー | 約5〜50万円 | サーモスタット | 数万円〜25万円 |
傷やへこみ | 約3〜30万円 | ディーゼル特有部品の故障 | 数万円〜状態次第 |
ドアミラー | 約3〜15万円 | オルタネーターの修理 | 6〜10万円 |
給油口 | 数千円〜5万円 | DSG(ミッション) | 20〜30万円 |
バッテリー(本体購入込み) | 約3〜5万円 | アウディの維持費 | 30〜60万円 |
ブレーキパッド交換 | 8,820円 ~ | 一般自動車の維持費 | 30〜50万円 |
ブレーキローター交換 | 10,780円 ~ | 事故の修理費目安 | 5〜100万円 |
その他の費用は『こちら』に掲載しております。なお、掲載されていない作業や工賃についてはお問い合わせください。
まとめ
アウディのエアコン故障の修理費用の目安は、「約16〜20万円」です。以下の症状が発生した場合には、できるだけ素早く整備を受けることをおすすめします。
エアコンの故障で発生する症状の例
- エアコンがつかない
- エアコンが効かない
- エアコンから熱風が出る
- エアコンから異音がする
アウディで発生するエアコンの故障は、日常メンテナンスで定期的な検査や消耗品の交換を受けておき、日ごろから予防に努めましょう。
アウディの点検・修理・カスタマイズなら、創業30年以上の実績を持つアウディ専門店、カムズファクトリーにご相談ください。豊富な知識と経験を元に、中古車販売から車検・点検・故障修理・チューニングまで、お客様のご要望に応えます。