1990年代のボルボVOLVO850、往年の走りを取戻す復刻車整備!

VOLVO ボルボ整備・修理事例

1990年代の憧れのボルボVOLVOと言えば四角いボルボVOLVO850が思い浮かびます!

カムズではボルボVOLVOをその当時の姿に戻した「CAMS復刻車」を製作、販売しておりますが、今回は、その往年の走りを復活する為のタイミングベルト、サスペンションリニューアル作業をご紹介いたします。

早速、その整備作業を見てみましょう。

ボルボVOLVOタイミングベルト

何やらベルトとかのパーツ類が並びますが、これタイミングベルト交換に必要なパーツとなります。

そのタイミングベルト交換は聞きなれた言葉でもありますが、その理由は、タイミングベルトの劣化により切れてしまうことでエンジンが回らなくなってしまう、これを予防するための交換です。

対象車は、年式が古く交換歴がない、走行数が 80,000km 以上であるくるまが対象となります。      勿論、復刻車ではすべてが交換を施して商品化をしておりますのでご安心いただけます。

上記写真の上側がニューパーツで下側が交換済みです。この中でも白っぽく映る部品がウォーターポンプでタイミングベルトとは関係無さそうですが、作業個所が近いこともあり同時交換で進めております。

ボルボVOLVOタイミングベルト

交換作業中のエンジンの姿です。ボルボ車は比較的に作業がやりやすい構造ではありますが、それでも技術的な知識が必要となる作業です。因みに、最近のくるまではベルト式ではなくチェーン式でこの作業はほぼ必要が無くなっております。

次は安全に関わるブレーキキャリパーのオーバーホール!

ボルボVOLVOブレーキキャリパーボルボVOLVOブレーキキャリパー

往年の走りを取戻すことに関連してブレーキ性能もしっかりさせなければなりません。それがこのブレーキキャリパーのオーバーホールで、古くなったパッキンを交換し性能を戻します。上がフロント、下がリヤのキャリパーです。一緒にホースの交換も行い更に安全対策です。

ボルボVOLVOサスペンション

いよいよ走りに影響するサスペンションのリニューアルです!

走りを取戻すことで最初に思いつく事がこのサスペンションではないでしょうか。足回りの要となるものがショックアブソーバーで、走行数8万キロ程度では日本の道路の場合、整備が行き届いているのでそう簡単にはへたりはありません。

それよりもゴム製のマウントを変えることでしっかりとなります。上の写真では左にある黒の部品が新しいマウント、黄色いものがバンプラバーととなります。

ボルボVOLVOサスペンション

これがフロントサスペンションアッパーマウントのニューパーツです。経年劣化でゴムの部分がへたりマウントの役割を失ってしまう事で走行性能が低下します。

今回は、「復刻車」整備の一旦となりますが、日常使われているお車にはこれほど広範囲な整備は殆どありません。ですが、さすが20年前のくるまとなりますと総合的な手当てを施して復活させなければ満足のいく走りは取り戻せません。

この他にも性能を取戻す為の整備がエンジンの性能回復ですが、カムズCAMSではお車の状態に応じた多彩な整備を提供しております。

近頃、愛車の具合が以前と違ってきた、思うように走らなくなった等々でお悩みのオーナー様にはそのお悩みをお聞かせください。

ご相談に乗らせていただきますので、お気軽にどうぞ。

武藤でした。