今年の2月にご納車をいたしました”ヒヨコちゃん”ことボルボ850T-5Rが里帰りの再入庫をしていただきました。
里帰りの目的は、ご納車後6ヶ月、走行数が3000Kmほどの間に少し不具合箇所が出てきましたのでその再修理となります。
”復刻車”としてかなりの細部にまで手を加えて作りましたがそれでも全てにまでは手を施すことはできません。やはりどこかには不具合が出てくるものです。
そこで今回の再入庫により不具合箇所の特定と原因追及を行った後の改善作業となりました。
その際には必ず費用も発生する事となりますが、当社の責任において全て負担をさせていただく旨をお伝えしたところ、大変恐縮され一部パーツ代金のご負担を申し出いただいてしまいました。本当にありがたくお気持ちを頂戴し感謝を申しげる次第です。
さて今回の入庫に際しての不具合箇所は次のようになります。
・左フロントドライブシャフトブーツの劣化
・エアコンコンプレッサーの不具合
・エンジンキースイッチの不具合
・ABAランプの点等
作業はドライブシャフトブーツの交換からで、予想以上に劣化が進んだことにより亀裂が出来てしまい、結果的に交換となってしまいました。これは時期作業には取り入れなければなりません。
エアコンコンプレッサーにつきましてはこれはコンプレッサーの故障となり、パーツの交換を行いました。
既に取る付けられたコンプレッサーを上から覗いておりますが見えにくいかもしれませんが、パイプの下に移るシルバー系のものがそれです。
エンジンキースイッチの不具合は、エンジンキーを回す際に例えばONのキーポジションでなければいけないものが、少しずれるようになり電源が正常に伝わらなく何らかの作動不良となってしまう事の減少を改善するためにはこのスイッチの交換が必要となります。
ステアリングのカバーを開けての交換作業ですが、あまり頻度としては少ない作業でもあります。
ABSの不具合では、センサー本体の清掃及び修理をしたうえで解決となりますが、最終的に十分なテスト走行も含め解決をいたします。
復刻車の完成後にはかなり時間をかけてテスト走行をしておりますが、やはり短時間では出るものも出ないものです。
特に復刻車を含めた車両販売には、当然のことながら万全の対応を心がけたフルサポートが必要不可欠となりますのでしっかり努めたいと思います。